舞台・美術スタッフを育成する専門学校 日本工学院の演劇スタッフ科ブログ

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演劇スタッフ科blog

3/11 修了公演が終わりました。

2016年03月11日 3/11 修了公演が終わりました。

こんにちは、演劇スタッフ科です!

2/28に建て込みしたこのセットでの、1年先修了公演「根岸庵律女」も3/11今日で終わりました。
別の抽象的なセットで1班(クラス)、このリアルなセットで5班(クラス)リハと本番を繰り返して、長い〜ようで本当に長かった約1ヶ月が終わりました。このセットの紹介します。

デザイン模型です。
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卒業公演も製作しながら、合い間で修了公演のセットや小道具を製作します。
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出来上がりを確かめながら、丁寧に製作します。
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出来上がったパネルに経師貼り(紙を貼る)ます。
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壁を塗装する前に、漆喰風にタッチを付けます。ブログでお馴染みのアレスタイルラフ(ワインの瓶、沓脱ぎ石などの製作)・左官ゴテを使用します。
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ローラーでパネルに、ランダムに伸ばして塗り付けます。
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粘着性のペンキなのでかなり重いです。
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その塗装の表面を左官ゴテで、フラットに均していきます。
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粒を潰しながら伸ばして塗り付けます。
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パネルを全体に塗ります。所々は塗らずにメリハリを付けます。乾いたら軽く紙ヤスリをかけます。
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ペンキを塗ります。
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表面の凸凹が浮き上がります。
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更に汚しをかけて、よりリアルな漆喰風に仕上げます。
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凹凸もくっきり見えて、生活感があります。
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作業場にセットを仮組みして、細かい所の確認とチェックをします。
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同時に建具も製作しました。
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そして建て上がったセットも5班(5クラス)とも小道具の飾り付け、内容や照明・音響などが違います。
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こちらの班(クラス)は上手の壁に笠と簑が掛けてあります。
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廊下の床は板張りです。余り客席から見えません〜
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この班(クラス)は沢山の小道具転換がありました。
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シーンでは龍の衝立や番頭台、机の上の本などの転換がありました。
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余り客席から見えない下手の床の間です。
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この班(クラス)はセンター寄りの壁に、笠が掛けてあります。
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上手の机の上や廻りは本が散らかっています。
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番頭台も製作しました。
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見えない裏側にも引き出しを付けました。
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鶏頭の花です。
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これも1本ずつ毛糸を束ねて、切って努力して作りました。
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上手の花壇に鶏頭の花が飾ってあります。
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そして今日の班(クラス)のセットです。
お店の名前が入った暖簾が出ます。
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上手とセンターの2枚出てくるシーンがあります。
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以外に下手に番頭台、上手に衝立もあります。
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転換の為に上手の暖簾は、バトン仕掛けになっています。
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リングに紐を掛けて素早くアップします。
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暖簾は手作りです!!
生地を買って、シルクスクリーンで文字を印刷しました。
アルミ枠に貼られたテトロンメッシュ(90メッシュ)を使用します。
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水性インキ用感光乳剤(アクアコート)をメッシュに塗布します。
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バケットに乳剤を入れます。
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メッシュ枠の下側より上部に向かい、バケットを傾けて上部へ移動し塗布します。
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塗布の際、ムラが無いように注意をします。
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塗布の後、乾燥機にて約20分間します。
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乾燥の合い間に、調色します。
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べースとなるバインダーをバットに入れます。
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調色の色です。
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バインダーに入れます。
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色をバインダーと混ぜ合わせます。
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ムラが完全に無くなるように、しっかりと混ぜ合わせます。
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乳剤が乾いたら感光の準備をします。
メッシュ枠の下側に、フィルム原稿を置きます。
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感光前。
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感光機の蓋をしてスイッチを入れます。
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密着(真空)っぽくなり、UV光源が点灯し文字の部分以外を焼き付けします。
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時間が経つとこんな感じです。約3分ぐらいです。
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感光後に軽くシャワーで水で流した後、コンプレッサー(1気圧)で文字を抜きます。
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水圧がかかるとだんだんと、文字の原稿部分が抜けていきます。
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こんな感じに抜きます。
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もう1つの文字です。
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軽くアルミ枠の水気を拭き取り、更に乾燥機に入れます。
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乾燥の合い間に生地に、印刷される文字の位置を決めます。
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メッシュ枠が乾燥すると、枠の縁にインクが溜まらないように、マスキングテープを貼ります。
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シワがよらないようにキチンとテープを貼ります。
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刷り台にメッシュ枠をセットします。
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位置出しした生地の文字と、メッシュ枠の文字とを合わせます。
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ぴったりと文字の位置を合わせます。
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調色したインキをメッシュ枠の上に、文字の巾分広げます。
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インキを両手で動かし、スキージーで均します。
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手前から奥に向かいスキージーを押して、文字の穴の部分にインキを残していきます。
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文字に均等にインキが残るように、スキージーに力を入れず両手で動かします。
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奥側にいったインキをスキージーに力を入れ、手前側に引いて動かします。
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こんな感じで刷りあがります。
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下の文字も同じように刷ります。
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1枚完成しました。
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他の文字も同じ作業をします。
位置を出します。
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インキをスキージーで刷ります。
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完成です。
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綺麗に仕上がりました。
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まるで書いたように綺麗です。
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仕上げに周りをミシンで縫って、完成しました。こんな大変な苦労をして、暖簾は出来上がりました…。


今回の報告は以上です。また次回の報告をお楽しみに!!

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